2DKを1LDKに変更し、室内に「Den」をつくりました

長崎リノベーション

 間取図でたまに見かける「Den」の文字。「Den」とはいったいなんでしょうか。

 「Den」は何かの略ではなく、そのまま「Den」という英単語です。インターネットの英和辞典Weblioで翻訳してみると、巣、穴、ねぐら、ほら穴、隠れ家、密室、巣窟などと出てきます。

 「Den」に似たものとして、「ウォークインクローゼット」や、「サービスルーム」(居室空間でありながら採光などの条件を満たしていないため「居室」とは呼べないスペースのこと=納戸)などがあります。

 「Den」とは、これらのスペースと機能的な違いを表現するために使われている言葉のように思います。 その違いとは、そこで人が過ごす(仕事したり、遊んだり、寝転がったりする)ことを前提につくられているということ。 当社のリノベーションでは、書斎などのワークスペースによく「Den」という言葉を使っています。

 さて、今回は長崎市恵美須町の築43年の賃貸マンションに「Den」をつくってリノベーションしました。現在では不人気となってしまった和室の続き間、水回りの老朽化などを解消するため、リフォーム必須の案件でしたが、せっかくリフォームするなら、なにか機能を足して刷新(リノベーション)したほうが、築43年であっても他の築浅物件と比較しても負けない競争力となると思い提案させていただきました。結果として、完成後は賃料を上げてもすぐに入居申し込みが入りました。

リフォーム後

これがDen(書斎スペース)です。
リビングルームに隣接しています。
Denの入口。天井は空調を考えてオープンにしています。
Denの内部。床は、コンクリートを模したフロアタイル。
書斎をイメージしていますが、自由な使い方ができるように、あえてつくり込んでいません。
リビングルーム(キッチン側から)。
リビングルーム(ベランダ側から)。
Denの窓から見たキッチン。
単身~カップルを想定した小型のシステムキッチン。
当社特製の造作洗面台。
洗面台の水栓。
洗面台の照明。
浴室(ユニットバス)は新品に。
浴室乾燥機も付いています。
ウォシュレット付のトイレ。
玄関にはシューズ用の棚も。
リブングルームのおしゃれ照明。
柱のせいでできたデッドスペース(どうにも使えないスペース)を棚にして活かしています。

リフォーム前

元は和室の続き間の2DKでした。

元のダイニング・キッチン。
古いバランス釜の浴室。
古いトイレ。
古くなったユニット洗面台。

間取りを変更しました

before
after

施工概要

間取り

2DK→1LDK

施工場所

長崎市恵美須町

築年数

築43年(施工当時)

構造

鉄筋コンクリート造

施工内容

内装工事

工期

63日間(2部屋同時施工)

入居申込

完工後、1日(完工翌日)で成約しました。